トランプはアメリカファーストを標榜するグローバリストなのか

【本日 ショックを受けたこと】

花札氏が、我が安倍首相と会談後に公表した動画で「ホワイトハウス初日にTPPを脱退する」と述べたにも拘らず、日経平均が上昇した。


しかしながら、
「日本経済は、チャイナ経済があってこそ成り立つ」
そう、世の投資家連中が本当に判断したのだろうか?
換言すれば
「グローバル経済がチャイナマネーを歓迎している」
と評価したと言うことだろう。

つまり、
「投資されるマネーが白でも赤でも黒でも、自分の利益になれば良い」
と言うことであり、
「もうけさせてくれるなら、まっとうな金であろうと、共産主義者の金であろうと、犯罪者の金であろうと、構いません」
と言うことと理解できる。


反共の私が言うのもなんだが、資本主義の見えざる手の欠点がこれだ。


株が上がればそれで成果なら、トランプ政権誕生前の成果だ。素晴らしい。
しかし我々の価値観が置き去りになっているではないか。

日本経済と米国経済が、どこの地域経済圏とも独立して中共と戦えるというのだろうか。


確かに、米国は実績も自信もあるだろうが、日本も米国同様、強固な実績と自信があるのだろうか。周りが全てどこかの経済圏に属している国々という状態であれば、すべての日本からの輸出品に関税をかけられることだろう。

輸出はどうだろうか。
食料とエネルギーを輸入に頼らねばならない日本が足元を見られず、公正な条件で食料や石油天然ガス中共の影響力の及ばない海域(どの海域がそれに該当するかは私の想像を絶する)を通って安定的に安価に供給できるというのだろうか。

今日の株高はグローバリストの勝利である。トランプがTPPに反対する以上、トランプというのは、中共を利するグローバリストであり、そんな人間がアメリカファーストを標榜していることになる。ピエロか馬鹿、あるいは中共のスパイである。

(注)TPPは、アジア、特に東アジアや東南アジアにおける中共の政治的影響を排除する為に、経済統合を加速化することにより集団安全保障秩序を構築しようと企画されたという観点で話しています。