EV開発と電源設備に関する戯れ言集

電気自動車を環境対策として単純に信奉させようというノータリンな報道があまりに多いので、この2年ほどのFBへの戯言を集めて置いた。いずれブログか本にでもしたい。

 

 消費増税ではなく、燃料・電気減税とEV・電源投資が必要。

 この表を見て、日本がCO2を減らす方法は、自動車のEV化推進ではなく、原子力発電をフル稼働することだと気付けるだろうか。

 EV(電気自動車)を走らせるには、充電に必要な電気を作る発電所が必要。しかも、化石燃料を使わない発電所でなければEVにする意味がない。
チャイナが先行するのが良いことだとは思えない。日本政府が先導すれば世界一安全な原子力発電所で水素を作り、メードインジャパンのEVとFCVの両方で世界をリードできるはず。

 太陽光や風力発電は気象条件で変動する。電力量と周波数を常に一定に保つために化石燃料を用いた火力発電が今後とも必須だ。EVに注力する日本の自動車産業を維持するには電源バランスが重要。

 

 電気自動車を理想の乗り物と宣伝するだけでは日本はEV社会の仲間入りは出来ない。日本中の車をEVに置換えたときに必要な発電所の規模と数を伝えるべきだ。どう確保するというのか。

 

 

中共のEV開発への協力

EVには充電のための電源(発電設備)が必要。チャイナでEVが普及すれば、そのエネルギー源獲得政策はより強硬なものになる。当然、周辺海域に緊張をもたらし、日本の安全保障上の脅威となる。深入りしてはならない。

 

 日本企業はチャイナ経済と一蓮托生となる生産設備まで投資すべきではないだろう。それにEVには充電のための電源が必要だ。チャイナのエネルギー政策は周辺海域に緊張をもたらし、日本の安全保障にも影響すると理解すれば深入りできないはずだ。

 

 電気自動車が話題だが、電源を無視して開発できない日本メーカーは完全に後れを取っている。

 

 国際競争に後れを取らずに安全で経済的な電源を確保するには
原発の増強が短期的な国益に沿う。EV開発増強はこれで。
②中長期的には原子力を上回る経済効率と安全性を持つ電源の開発が必須。自由市場の原理で競争をすべき。補助金は廃止。

 

 

 希望の党に希望無し
「EV推進なら原発新設は避けられない」という認識の無い政党は経済政策を誤るだろう。支持できない。小池さんの豊洲市場対策を見て科学や論理から政策判断しない政党は政策を誤ると知ったので、ここは譲れない。

 

 このロイターの説明図は、日本のマスコミから流れる情報とは印象が真反対。
でも英仏が自動車のEV化を進めるのは、脱化石燃料が大前提になっている。