自由と正義の無い平和など、糞喰らえだ。
平和が大事と言うのは賛成だが、平和自体を目的とした平和など平和とは思えない。
自由と正義を犠牲にするぐらいなら、平和が犠牲になることもやむを得ないではないか。
チャイナを見ろ。どことも戦争してないかもしれないが、とても住みたい国だとは思えない。
自由と言う人間として当然の権利を要求しただけで牢獄に繋がれてしまう。正義を貫こうものなら命さえ危ない。
チベットを見ろ。精神的支柱を奪われてしまった民衆が不遇のうちに暮らすことが平和と言えるのだろうか。
ウイグルを見よ。戒律を大事にする民が戒律を破れと強制される社会が平和だというのだろうか。
戦争は恐ろしい。醜悪だ。人を傷つけ死に至らしめる。人類の無しうる罪悪の中でも罪悪さは大きい方だろう。
しかし戦争よりも、もっと恐ろしく、醜悪なのは自由と正義を奪われて生きることだ。
自由と正義が魂の中にない人間なら、自由と正義の無い平和に生きることもできるだろうが、自由と正義が魂の一部である人々であれば、平和を犠牲にしてでも魂のひとかけらのために戦おうとするのではなかろうか。
自由と正義の無い平和など、糞喰らえだ。
