MEMO「保守」とは

MEMO「保守」とは

伝統やそれに基づく価値観を尊重するということが、保守の価値観として重要だと思います。

もうひとつ個人的な意見ですが、保守の定義としてどうしても挙げておかなければいけないと思うのは「現実的」であることです。物事の解決に於いて現実と社会の安定を最重要視する。現状が歴史的事実の積み重ねであると認識して諸問題を解決するという態度、現実を一歩一歩修正していく実務的な態度、それが保守であると思っております。

現実をただ否定して理想はこうあるべきだ主張し、理想実現のために性急な方法をとるのは、現実性を欠くと言う意味と社会の安定を重視する必要性から一歩一歩修正していくという実務性を無視する意味で保守を逸脱する行為、つまり保守の対極にある「急進」と言うことになります。

一歩一歩失われた伝統や価値観を取り戻す現実性、現実的対応こそが保守の真骨頂です。急進的民族主義と呼べる右翼との差異はそこにあると思います。