曲学阿世の徒に

曲学阿世の徒に】

倫理や哲学が語られることの無い日本の法学会。
社会科学の最高峰である法学が「解釈学だけ」なのがおかしいと思わない法学者たち。

人間が社会を形作り、真理を探究し幸福を追求する。これなくして、現代社会科学は成り立たない。

しかし、日本国内に誰もそれを説く人間がいない。


健全な社会とは何か?
真理とは何か?
そもそも人生とは何か?


全ての社会科学の目的に目を閉ざす日本の法学。

おそらく、国際法の専門家ですら国際性がないのが日本の法学会だ。

法学に限らず、日本には専門家しかいない。専門家でなければ専門が語れないという馬鹿げて信仰があるのだ。

人生をテーマにする社会科学において専門家ほどあてにならないものはない。
それすら気付く人間が今いない。

社会科学が意味を成すのは、人々の幸福を目指す目的に目標を与えることによってなのだ。解釈学はその手段の端末に過ぎない。根本が語られなければ人生に意味がなくなる。