放射線についてのQ&A −基礎編−



簡単で、解りやすいので紹介します。
原子力産業協会、通称:原産協 の作った動画です。
推進派が作ったものなど信用できないという方もいらっしゃるでしょうが、中身は科学的なもので政治的なものではありません。安心してお子さんと一緒にご覧いただけるものと思います。


Q、放射線には、ベクレル、シーベルトなどいろいろな単位がありますが、放射線による人体への影響を表すには、どの単位を使うのでしょうか?
A、放射性物質の量を表す単位は「ベクレル」で1秒間にどのくらいの放射線放射性物質から出てくるかを表しています。しかし、放射性物質にはさまざまな種類があって、放射性物質の種類によって、放出される放射線の種類やエネルギーの大きさが異なっています。そのため、単に放射性物質の量が多いからといって、それだけで人体に与える影響が大きくなるとは限りません。
そこで、放射性物質の種類や放射線の種類、エネルギーの大きさを考慮した「シーベルト」という単位が用いられます。
しかし、同じ放射線の種類で同じエネルギーの大きさで放射線を浴びたとしても、人体への影響度合いを比較したことにはなりません。
例えば、1年かけて20ミリシーベルトを浴びるのと、同じ量を1秒間で浴びたのでは、人体への影響力が違うのです。


我々の人体からも放射線が出ています。それは食物から取りこまれたものであったり、もともと生物を形作る要素でもあるからです。
人間の体はカリウムとか炭素の形で数千ベクレルの放射性物質を持っていて、1秒間に数千発の放射線を発しているのです。一晩、赤ちゃんと母親が添い寝すると当然赤ちゃんは被曝しますが、人類が地球に誕生してから今まで全く問題はありません。当然ですね(*^_^*)

また、この世を形作る全てのものが何らかの放射性物質を含んでいるため、地面や空中から、あるいは太陽や宇宙からも我々は常に放射線を浴びているのです。

放射線は生物のDNAを切断する働きがあることは知られていますが、他の生物と同様に人の体にも修復能力があり、常に古い細胞や傷ついた細胞は新しい細胞に入れ替わっています。
したがって、飛行機で海外旅行に行ったり、レントゲンやCTスキャンを受けても人間の健康に影響があることはありません。安心して、飛行機に乗ったり、医療行為を受けることができるのです。





強い放射線を大量に短い時間で浴びることが危険なのであって、それに該当しない場合は心配する必要はありません。



以上のような文章での説明だと分かりにくいかもしれませんが、この動画はこの理屈をやさしく教えてくれます。
ご参考下さい。